りんごの力 part2

昨日は、りんごの食品成分の内の一つの「プロシアニジン」を紹介しました。この食品成分だけでも素晴らしい効能なのですが、りんごにはまだまだ他にも注目すべき成分があります。今回はペクチンについて紹介します。
・ペクチンとは
りんごの皮に多く含まれている水溶性の食物繊維です。ペクチンは水に溶けると固まる性質であり、尚且つ整腸作用がありますので、お腹をこわしている時に食べてみると良いでしょう。
・ペクチンの効果
血糖値の上昇を抑え、満腹感を長続きさせる効果があります。
また、ペクチンは50年前からの研究で総コレステロールを下げる効果があるとされています。
さらにすごいのは、HDL(善玉)コレステロールを下げることなく、LDL(悪玉)コレステロールと総コレステロールを低下させる効果があると実証されています。
因みにこのペクチンは、リンゴを100℃以上で数分加熱し、ホットリンゴにすると、ペクチンの量が9倍ほど増えるということも研究で明らかになっています。
りんごは、皮むいて食べる方が多いかと思います。
初めに紹介した「プロシアニジン」や「ペクチン」も果皮に多く含まれていますので、皮ごと食べるようにしたいですね。
農薬の関係で皮ごと食べることに抵抗ある方は、オーガニックのりんごが売られていますので、そちらを購入されて皮ごと食べられても良いかもしれません。
今後も折に触れて果物の食品成分について書いていきたいと思います。