りんごの力

欧米では「1日1個のリンゴが医者を遠ざける」という古くから使われることわざがあります。これ本当なのです。昔の人は、科学的に効果を検証する術がなかったので、りんごを良く食べている人は食べない人に比べて、長生きしていると経験則から思っていたのでしょう。
りんごには果肉や果皮に「プロシアニジン」という素晴らしい成分が含まれています。今日は、りんごに多く含まれるプロシアニジンについて紹介したいと思います。
・プロシアニジンとは
りんごに含まれるポリフェノールの一種です。抗酸化作用が高いため、動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病の予防やアンチエイジングや美容の効果が高い食品成分です。
・プロシアニジンの効果
高血圧や糖尿病、喫煙の習慣があると血管の炎症が進み、血管のつまりのリスクとなります。血管のつまりが脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞を発症する原因となります。予防する為には、塩分を控えたり、適度な運動をしたりすることが大事ですが、プロシアジニンはLDL(悪玉)コレステロールを血管にくっつける働きを抑える効果があると最近の研究で分かっているようです。
・プロシアニジンの抗酸化作用を活用するには
- 毎日、リンゴを皮ごと半分以上食べましょう。
- プロシアジニンは体内で持続しないため、一日の中で数回に分けて食べましょう。
- プロシアジニンは熱に弱いので、できるだけ生のまま食べましょう。
いかがでしたか。日々、忙しく過ごしている方は、ついつい自分の健康を後回しにしてしまうこともありますよね。そんな方は是非いつもの生活に意識して「りんご」を取り入れてみてはいかがでしょうか。この記事がきっかけとなり、日々の生活にりんごを取り入れる方が少しでも増えれば幸いです。