帯状疱疹について

 先日、近所のおじいちゃんから70代で初めて帯状疱疹になったと話をしました。しばらく外出できなかったようで辛かったとの事でした。そういえば、私自身も10年前に帯状疱疹にかかった事がありましたので、今日は私の体験を交えた帯状疱疹のお話しようと思います。

1.帯状疱疹とは

帯状疱疹の症状は、個人差があります。私の場合は右胸に症状が出ました。
人によっては、顔に出来たり、腰に出来たりするようです。主に右か左かどちらか一方にしか出来ないようです。
初めの症状としては、見た目上は何も変化が出ていないにも関わらず、ピリピリした痛みが出始め、次第に胸骨が痛み始めました。
人によっては、針で刺されたような痛みや焼けるような痛みの方もいらっしゃるようです。
その後、痛む部位を中心に水疱のような発疹が現れ痛みが強くなりました。
そういった強い痛みが4週間程、続きました。

2.帯状疱疹の影響

帯状疱疹になると、痛みがひどい為、体を動かすのが辛くなります。当時、私は既存顧客の訪問がメインの仕事でしたので、既にアポイントが入っている為、仕事を休む事も出来ずに、歯を食い縛って仕事をしていました。
また、日に日に痛みが増し、それが気になって熟睡が出来なかったです。
もちろん仕事においてのパフォーマンスも落ちていました。

3.帯状疱疹の治療

さすがに上記の様に悪影響が出始めると、仕事の合間に病院受診を行いました。医師から診察を受け、「帯状疱疹」と診断されると「抗ウィルス薬」と「塗り薬」が処方されます。合わせて痛みがひどかった為、「痛み止め」も処方されました。因みに「抗ウィルス薬」は発疹が出てから3日以内に飲み始めることが望ましい様です。「抗ウィルス薬」を飲み始める事で、体内のウィルス量が減少していけば、症状が次第に軽減されるようです。また、「塗り薬」は水泡の中のウィルスが外に出て、家族や他の人にうつらないように皮膚を覆う効果があります。
私は、発疹が現れても「いづれ治るだろう」としばらく我慢していたので、病院受診が遅かったのもあるかもしれませんが、「抗ウィルス薬」を飲んでもすぐに症状が改善されませんでした。「本当に治るのかな」と思っていましたが、今思えばウィルスが増殖していたから治りにくかったのだなと思いました。数週間後には、完治しましたが、このブログを見られている読者の方で、万一帯状疱疹の症状が出ていたら、すぐにでも病院受診することをおすすめします。

4.帯状疱疹の予防接種

結論から言いますと、帯状疱疹には予防接種があります。帯状疱疹の予防接種はあまり知られていないので、耳にする事が少ないかと思います。
ただし、対象年齢は50歳以上です。何故、50歳以上なのかと言いますと、帯状疱疹は50代〜70代と年齢が上がるに連れて増加するからです。
また、これはすべての予防接種に言えることですが、予防接種をしたからといって完全に発症を予防することは出来ません。しかしながら、発症したとしても軽症ですむので、予防接種をすること自体は、有意な効果が得られます。

5.帯状疱疹を予防するためには

帯状疱疹を未然に防げるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そもそも発症する原因としては、体の免疫力の低下が挙げられます。
通常ですと、免疫力でウィルスの活動を抑えられているので発症はしません。
その為、普段から免疫が低下しないように心がけるのが予防策と言えるかもしれません。
私は、20代で帯状疱疹が発症したので「何故発症したのか当時の状況を回顧」してみました。
当時は、仕事がかなり忙しかったです。今ではブラックな働き方と言われるかもしれませんが、朝から深夜まで休憩も取らずに若さに任せて仕事にのめり込んでいました。もちろん運動なんかしておらず、職場ではデスクワーク中心、顧客の訪問は車と普段の生活でも運動量が少なかったです。
その為、普段から免疫力が低下していたかと思います。

まとめ

発症するとQOL(生活の質)にも影響が出る「帯状疱疹」。もし、発症したらすぐにでも病院に受診して適切な治療を行う事が大事です。
また、50代以上の方は予防接種で予防することが出来ますが、50代以下でも発症する可能性があるため、普段から免疫力を低下させないように心がける事が重要です。そのためには、食事で十分な栄養をとったり、十分な睡眠をとったり、疲れたらこまめに休んだり、適度な運動を心がけてましょう。

いかがでしたか、自身の体験を交えて帯状疱疹について書いてみました。

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